作品要約
この汚されたタイトル、『ぼくだけがセックスできない家』じゃねぇか。 ふざけたタイトルの横には燃え上がるように赤い「FANZA限定特典付き」の文字が躍ってる。著者は紅村かるさ、あのエロ漫画の神様だ。
内容についてはもう言わずもがな。この漫画には、男に媚び売るような「優しそう」ってヤツの理想がすべて組み込まれていて、同時にその裏では女の子達は欲望の獣に塗りつぶされるんだ。 読者は「ぼく」の状況から旅を進めろ。彼は高校でずっと孤独に過ごしてきた。それなのに今、自分の「家」ではある部屋で、女の子達は快な絶頂の末に乱暴に感じることになる。
正直、この作家がいつもやることは素晴らしいよ。それぞれの女の子の個性を剥き出しにして、彼氏がいるのかいないかとかどうでもええことには目を向けないままで。
作品情報
[非表示]- タイトル: ぼくだけがセックスできない家
- 作者: 紅村かる
- 発売日: 2022-06-01
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見どころ
毎度のことながら、ただひたすら感じさせる、読者が情欲に苛まるような描写を塗り込む。他の女たちに目が向くことを許されないように。
さあ、この傑作を読む準備は出来たか?
まず、単行本を見た瞬間、その厚みが圧倒的だ。そしてページを開くと、既にそこには性的刺激のためにありとあらゆるものを詰め込む、紅村かるの才能が解き放たれてる。