作品要約
ページをめくると、表紙には笑う菜穂ちゃん。「んもぅ、この娘ったら完全に性処理マシーンみたい、オナホ屋さんで!」と思わず呟きそうになる。 確か、俺もこの手の性玩具に過剰なる興奮を掻き立てられた苦い記憶がチラつく。
まず、この作家「かるま龍狼」という男は大したことない。 絵の才能は低俗だが、それを差し引いてもストーリーだけは破綻なく、読者を性的に燃えさせる。
「い〜っぱいシコシコ大感謝!」のキャッチコピーから連想されるのは、作者自身が欲望を押し付け、読者を下衆な想像に引き込み、その中でオナホという現実とバーチャルを混同させることを望向しているようだ。
電子版の特装付には、新たな描き下ろしの挿絵と過去シリーズの名作が収録されている。そう言いながらも、特に『ひとづま』の頃の作品群は、男と女の欲望を極限まで暴発させる性欲の一片を見せる。
作品情報
[非表示]- タイトル: 菜穂ちゃんはオナホ屋さん
- 作者: かるま龍狼
- 発売日: 2023-05-01
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見どころ
読者を深く引き込むのが上手だ。実際、これはまさに「オナホ」を掘り下げた想像の宇宙だ。「菜穂」と彼女の日常や生活の奥深く、欲望が渦巻く場所を丁寧に描写していく。