作品要約
ひどい。全くひどい。目を覆いたくなるタイトル、そしてその描写は、もう言葉が出ない。
だが、これを読者が楽しみに取るのも分かる。なぜならこのブログ記事には、我々が望む極悪の全てが含まれている。今河ようじんと彼が作り、剥き出しにした酷い本能、惨めな欲情。 スズナとカエデ…いい名前だよね…だが、彼にはあまりにも生半可に「幼なじみ」が行き届いていて、兄によって残酷で汚された結果が描かれていることが信じられない。
読み進めば理解するのだけど、この物語において「兄」は正常ではない。ただの性欲で満たされているだけの、醜悪な存在だ。彼にとってこれらの女性は単なる対象、ただの道具でしかない。彼自身の欲望を満たすために使用されており、悲しみと恐怖しか受けていない。
作品情報
[非表示]- タイトル: 泣くほど気持ちいいレ●プしてあげる
- 作者: 今河ようじん
- 発売日: 2023-06-23
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見どころ
そして、その行為は非難に値し、非常に有害だ。想像出来るすべての卑劣さと暴力性を、ページに刻み込むことが目的と思われる。この作家は、私たちが常にタブーと認識し、それを容認せざるを得ない領域を明確に示している。
「泣くほど気持ちいい」というフレーズ、もう痛々しいほどに胸糞だ。 しかし、この物語はまた、性暴力が簡単に受け入れられてしまい、被害者がほとんど抵抗や抗議できないという現実的な脅示を発し、私たちの「性」に対するありきたりの解釈にも疑問を投げかけたことにも注意しておくことが重要だ。
読んでいてつらいが、この漫画に深く足を踏み入れて、その不健全な世界を「体験」する覚悟はありますか?