作品要約
やれやれ、又も危険な本か。
「沼る女【単行本版】」だなんて、タイトルだけで真っ赤になるような下品さと官能が漂っている。亜美寿真氏らしいね。こぞって触れてみたいような女の本領を見事に示している。この漫画は、男達の性欲をそそり、女の子を性対象化し、カラダを所有物のように扱える設定で語られている。
見てお分かりの通りさ。「軽いヤリ方」から「好きにしちゃう」的な性欲の強大さ。 それは生々しくエログラフィ的満載。もう全物語、待ち受けのオパームールだ。
頭の中から吐き出したいけど、ちゃんと紹介しよう。
まず、「別つ時」。もう2年以上付き合った彼氏と、別れるべきか苦しむ女が魅力的だ。その女の弱さは、「触れられたら」という単純ながら極めて的確に表現された欲望の描写で読者の心を得る。
見どころ
「タメシコウドウ」で、快楽天の性欲に飢えた読者は、女性の「奥まで確認」されてヤクドに陥る描写に没頭し、そして性的な悪党たちが「ズルくてごめん」と囁く女たちの誘惑に耐えられた後も。
魅力的なタイトルの一つには「ゆめめちゃんねるオフライン」があるだろう。それは、リアルな出会い系サイトの狂気と非日常な世界を表現していている。性的欲求の飢えた男性が「隙間」としか思えない女性達に目を向けたら、それは、想像以上に激しい「ズッポリ」が待っている。
どうだ。もはや一単語で表現しようにも、この漫画の中身とその誘惑に満ちた情景から脱却するのは非常に難しい。