作品要約
この漫画、刃ッ尖った欲望が渦巻く地獄絵図見たいな作品だ。表紙を見ただけで背筋をゾワァとさせる。題号にうずく『メスオチ鬼畜館』の文字。見事なまでにキツネ目付きの女に抱かせられたようなイラスト。まるで罠に引っかかったような感触のその娘、おなかにぎっしりと重くて血で汚れたモノコックのようなものを忍ばされている様子が透けて見える。 出版社側の手は確かなものだ。悪魔が人間の欲望を孕み込み、鮮やかにその旨味を味わわせる術を心得ている。その中で特に目を引くのは「性楚女将の極上サービス」という作品だ。まるで薄汚れた色使いで塗り立てられた官能小説だ。女将が男たちに翻弄され、性的なご奉仕として肉体的解放の欲求を満たし、欲望を掻き立てられる様子。
見どころ
他に「ヘルズナイトクラブ」、「悪魔の宴」にも目を向けだ。どんな結末が生まれるのか想像を絶する。血沸き肉踊る乱闘なのか、それとも、無慈悲なまでに欲望のために利用せざるを得ない女達。鬼島大車輪が引き抜き、そいつは何もかもお見通しなのだ。